Virtual Private Cloud（VPC）

VPC では、仮想トポロジを自動的に設定し、サブネットやネットワーク ポリシーに応じたプレフィックス範囲を構成できます。もちろん、お客様独自の構成も可能です。また、ダウンタイムなしに CIDR 範囲を拡張することもできます。

VPC フローログは、Compute Engine のネットワーク インターフェースを経由する IP トラフィック情報を記録します。これらのログは、ネットワーク モニタリング、フォレンジック、リアルタイム セキュリティ分析、費用の最適化に応用できます。VPC フローログは 5 秒ごとに更新され、即座に表示されます。また、Flow Analyzer ですばやく簡単に可視化できます。

すべてのリージョンで Google のネットワークにお客様所有 IP アドレスを使用することで、移行中のダウンタイムを最小化し、ネットワーク インフラストラクチャ費用を軽減できます。お客様所有 IP を使用すると、Google Cloud によってすべてのピアに向けてグローバルにアドバタイズされます。プレフィックスは 16 個のアドレス（/28）の小さなブロックに分けられるので、リソースの柔軟さが向上します。

帯域幅のボトルネックや単一障害点なしに、同一の組織内または異なる組織間のプライベート通信を構成します。

グローバルな分散型ファイアウォールでネットワークをセグメント化して、インスタンスへのアクセスを制限できます。VPC ファイアウォール ルール ロギングを使用すると、ファイアウォール ルールの効果を監査、検証、分析できます。VPC Flow Logs と同様の応答性でファイアウォールのアクセスログを記録し、イベントを拒否します。

同じネットワーク内であれば、サブネットをまたぐ場合であっても、外部 IP アドレスを使用せずにインスタンス間でトラフィックを転送できます。

組織内の複数のプロジェクトで 1 つの VPC ネットワークを共有するように構成し、関連する接続ルートとファイアウォールを集中管理できます。開発者は、各自のプロジェクトの請求と割り当てを個別に管理しながら、共有プライベート ネットワークに接続して他のプロジェクトや開発者とデータ連携ができます。

ネットワーク トラフィックを大規模に収集および検査して、既存の VPC のトラブルシューティングを行います。Packet Mirroring は、侵入検知、アプリケーションのパフォーマンス モニタリング、コンプライアンス管理に対応しています。

既存のネットワークと VPC ネットワークを IPsec 経由で安全に接続します。

自社のサービスにパブリック IP アドレスを指定しなくても、Google のサービス（ストレージ、ビッグデータ、分析、ML など）へのプライベート アクセスが可能です。Google Cloud サービスへのアクセスを維持したまま、アプリケーションのフロントエンドを構成してインターネット リクエストを受信し、バックエンド サービスをパブリック エンドポイントから保護できます。

マルチテナントの Google Cloud サービスのリソースを隔離するセキュリティ境界を適用することで、データの引き出しのリスクを軽減します。クラウドとオンプレミスのデプロイにまたがる VPC ネットワークから、クラウド リソース間のプライベート通信を構成します。機密データを非公開にし、フルマネージド ストレージやデータ処理機能を活用できます。